2023神戸市役所インターンシップ@危機管理室 後半神戸市 危機管理室
2日目は防犯カメラの設置個所の現地視察などを行い、最後にインターンシップで学んだことについて発表しました。
危機対応ライン(自然災害)事業説明
危機対応ラインより危機発生時の指揮管理や危機管理についてお話を聞きました。
神戸市地域防災計画の対象となる自然災害や事故災害を担当しています。
まず、危機発生時には気象台や兵庫県から災害に対する情報を収集します。そして、どの地域に対してどのレベルの避難情報を発令するのか検討します。
次に、危機管理基本指針の作成や適宜改定をしています。災害時の初動体制について庁内における体制及び役割をまとめた危機管理マニュアルも策定しています。
また、 「V-CUBE Board」を導入することにより、現場の様子を写真で収集し、災害対策本部を構成する各機関と共有できるようにしています。
細々とした作業をデジタル化することで業務の効率化だけでなく、緊急対策ソリューションの拡充が期待できます。
最後は、気象庁からのデータを見ながら先日の台風における避難指令や降水量を分析しました。
防犯対策ライン事業説明・防犯カメラ設置要望箇所視察
神戸市では約2,000台の防犯カメラが子供や女性の安全を守るため、通学路や主要駅周辺に設置されています。更に約2,900台の地域防犯カメラが連携し、地域全体の安全を見守っています。警察の指導を受けながら、犯罪発生経路を把握しやすい場所に戦略的に設置され、広範な視野で犯罪抑止に寄与しています。
また、防犯カメラだけでなく、市民の協力や地域の取り組みも盛んで、特殊詐欺の予防や青色防犯パトロールなどが行われています。防犯とプライバシーのバランスを考慮しつつ、地域全体の安全と安心感を向上させる努力が行われていると言えます。
神戸市の犯罪防止対策には、防犯カメラの戦略的な配置や市民の積極的な関与が見受けられ、地域全体の安全意識向上に繋がっているように感じました。また、防犯とプライバシーのバランスを取りつつ、犯罪抑止のための様々な取り組みが行われており、その総合的なアプローチに感銘を受けました。
クロスロード
カードを用いて災害対応について考えるゲームを行いました。ゲームを交えて災害対応に関する危機をどう解決すれば良いか議論し、意見を交換しました。どの問題も考えさせられる問題ばかりで、他の人の意見を聞いていろいろな考え方を吸収することができました。6問ある問題の中でインターンシップ生である私たち3人の回答がすべて一致したのはとてもびっくりしました。他にも問題を踏まえた様々な説明を聞かせていただき、とても有意義な時間でした。