日頃の備えSTEP.4 USUAL PREPARATION
1. 家庭内備蓄
南海トラフ地震など大規模災害が発生した場合、交通網や行政機能が麻痺し、救援物資がすぐに届くとは限りません。
家庭内備蓄を、「最低でも3日分、できれば7日分」行いましょう。飲料水は、1人1日3リットルが目安です。
備える方法としては、いわゆる災害用品を買い込んで、定期的に交換する方法や、「ローリングストック法」という、日常生活の中で使っているものをちょっとだけ多めに買って使ったら買い足していく方法などがあります。
無理をせず、自分に合った備えの方法を取り入れてみてください。
※「ローリングストック法」(回転備蓄)
この方法を活用すると、日常的な補完で、普段食べなれているものや賞味期限の短い食品なども備えることができます。
ローリングストック法
2. 持ち出し品の準備
災害はいつどこで起こるか分かりません。携帯電話など最小限のものはいつも持ち歩きましょう。
また緊急時のため、非常持ち出し品を下記チェックリストを参考に準備しておきましょう。
※1人ずつ、両手があくリュックサックなどに入れて、すぐ取り出せるところに置いておきましょう。
※持ち出し品には優先順位をつけて、持って行動できる量にしておきましょう。
※避難所等へ避難をする際、可能な限り、水や食料も持参しましょう。
非常持ち出し品チェックリスト
3. 住まいの耐震化、家具の固定
4. わが家の避難ルール(マイ・タイムライン)
災害時には、自らの判断で避難行動をとることが重要です。
いざというときのあなたやご家族全員の避難ルールや連絡方法について事前に話し合い、「マイ・タイムライン」を作りましょう。
毎年6月頃に全戸配布している「くらしの防災ガイド」には、「マイ・タイムライン」を書き込むことができる表が掲載されています。
実際に書き込むことによって防災行動を整理し、災害に備えましょう。
5. わが家の避難マップの作成
土砂災害から命を守るためには、災害が発生する前に、危険な地域から安全な場所に避難することが重要です。 余裕をもって行動するために、「わが家の避難マップ」を作っておきましょう。
また、神戸市では「出前トーク」という、市の担当職員が、直接みなさまの地域に出向いてお話しする制度を実施しています。土砂災害についてのテーマもございますので、ご興味がある方は、下記のリンクよりお申し込みください。
6. 地域の防災活動への参加
神戸市では阪神・淡路大震災の教訓をもとに、地域で「神戸市防災福祉コミュニティ」が結成されています。
「神戸市防災福祉コミュニティ」では、それぞれの地域の特色を活かし、隣近所での消火器の取り扱い訓練や、子ども達に震災教訓を伝える取り組み、大規模な地震対応の総合訓練や津波避難訓練などを実施していますので、積極的にご参加ください。